品位とは?
「品位」とは、金・銀の地金や金貨・銀貨の中に含まれる、金・銀の割合のことをいいます。
金・銀の品位
金・銀などの鉱物・金属の品位は、重量の百分率(%)で表すことが一般的です。
「金」の品位は百分率(%)以外にも、単位カラット(K)を用いて表されることも多くあります。
24Kが純金で、18Kは金75%にあたります。
「銀」の品位は百分率(%)で表す場合もありますが、千分率(‰)で表すことも多くあります。「‰」は「パーミル」と読みます。
品位が925‰(92.5%)の銀合金を「スターリングシルバー」と呼び、1300年代イギリスの法定品位でした。
貨幣の品位
貨幣の品位は千分率を用いて表されます。
金貨の場合、品位は金900‰(パーミル)が一般的です。
記念貨幣の金貨などは純金を用いられる場合もあります。
銀貨の場合、品位は銀900‰(パーミル)が一般的です。
そのため、品位が900‰の銀合金のことを「コインシルバー」と呼びます。
1900年代前半までのヨーロッパでは、さらに高品位の銀が用いられて銀貨が鋳造されており、例えばイギリスの場合、銀925‰のスターリングシルバーを用いて銀貨を鋳造していました。
古銭情報局内・関連
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