01-10A(近10A)新1円銀貨(小型)

新1円銀貨(小型)

【保有枚数:4枚】

年号 発行枚数 備考
明治20年(1887年) 8,275,787枚
(大型も含む)
美品
明治24年(1891年) 7,518,021枚 美品
明治36年(1903年) 5,131,096枚 美品
明治38年(1905年) 5,031,503枚 美品

写真

<表面>

<裏面>

基本情報

直径 品位 量目
38.1mm 銀900・銅100 26.96g

発行枚数

年号 総発行枚数
明治20年(1887年)
~明治30年(1897年)
159,844,828枚
明治34年(1901年)
~明治39年(1906年)
明治41年(1908年)
明治45年(1912年)
大正3年(1914年)

備考

1円銀貨は明治7年(1874年)貨幣の図案(模様)が変更され「旧1円銀貨」から「新1円銀貨」となりました。

新1円銀貨は明治20年(1887年)、直径が0.5mm小さい小型のものが発行されるようになりました。変更になったのは直径のみで、量目・品位には変更はありません。この「新1円銀貨(小型)」は、大正3年(1914年)まで製造されていました。

発行当時は貿易専用通貨で、国内での通用は禁止でしたが、明治11年(1878年)5月から日本国内でも1円銀貨の流通が認められ、国内通貨となりました。

このころ「金準備高」が不足し名目と化していた「金本位制」において、事実上の本位貨幣となりました。(金・銀複本位制)

明治30年(1897年)、「貨幣法」の施行により「金兌換」が再開され、1円銀貨の金貨との引き換えが行われました。しかし、翌明治31年(1898年)には、再び1円銀貨の日本内地での流通が禁止されました。

ところが明治30年(1897年)より日本領になっていた台湾では1円銀貨の流通が続き、海外向けの1円銀貨の製造は、大正3年(1914年)まで行われました。

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